白内障

白内障 | 視力に影響

目をカメラに例えると丁度レンズの役割を果たすのが水晶体ですが、白内障はこの水晶体が濁る症状のことを言います。

白内障の原因はアトピーや糖尿病のような疾患によるものや、強い紫外線など有害な光線によるもの、外傷によるものなど様々ですが、最も多いのは加齢に伴って発症する加齢性白内障です。早い場合は40代や50代でも発症し、80代ではほぼすべての人がかかると言われています。

白内障は加齢に伴いほぼすべての人がかかり得る眼病ですが、症状の重さや進行速度には個人差があるため、例えば症状として自覚できないレベルだけど白内障が始まっているという高齢者もいます。

症状が現れにくい人もいますが、基本的な症状としては水晶体が濁ることによる視界の不鮮明です。目が霞んで見えたり、モヤがかかったように見えたりするようになり、放置すればやがて失明に至ります。

日本においては15分程度の簡単な手術で白内障の手術ができますので、失明に至る確率はとても低くなっています。とは言え、白内障の手術は濁った水晶体を取り除き、人口の眼内レンズに入れ替える手術を行いますので、怖いという印象が強く躊躇してしまうのが普通です。

生活に支障が出ていればすぐに手術に踏み切ることもできるかもしれませんが、それほど大きな支障が出ているわけではないという方は経過観察をしつつ、どのタイミングで手術をするのかを慎重に考えることになります。

残念ながら点眼薬での完治は今のところ望めないので、日常生活で支障を来すようであれば早めに手術をした方が得策ということになります。

白内障は誰でもかかるものであり手術も比較的簡単ですが、技術が発達していない発展途上国などでは一番の失明の原因となっており、決して放置しても良いという病気ではありません。私たちが白内障の手術は簡単であり大した病気ではないと思えるのは、日本がこの症状について先進的な技術を持ち合わせているからということになります。

ところで、患者が多くありふれた病気なのに予防はできないのかという疑問が残ります。白内障の原因は、水晶体の中に含まれるクリスタリンというたんぱく質が変質し合わさってしまうせいで、通常よりも大きく不透明な塊となり視力に影響を与えると考えられています。

しかし、このクリスタリンの変質の原因自体を完全に防ぐ手段も、変質を遂げてしまったタンパク質を元に戻す方法も今のところはないため、実質完全な予防も難しく、手術以外に完治させる方法もないというのが現状です。私たちにできることは、外傷などに気を付けるのは当然として、強い紫外線を極力避けるといった最低限の工夫になります。

また、糖尿病が原因でかかる白内障のような場合は、そもそも糖尿病にかからないように日常生活で健康に気を付けるといった元も子もない話になってしまいます。ただし、日ごろから健康に気を付けるというのはとても大事なポイントです。

加齢以外の原因で白内障になるのなら、根本原因の予防が即ち白内障の予防法になりますが、水晶体の濁りは加齢に伴ってほぼ100%の人が経験する症状であり、一般的には病気というよりも単なる老化現象として受け入れられていると思います。これを予防するということは、つまるところ健康に気を付けて、身体を若々しく保つ工夫をするということになります。

栄養バランスの取れた食事を意識して、適度な運動を行い、ストレスを溜めないように気を付けてください。よく言われる健康的な体作りをすることが、白内障の予防につながる可能性があるのです。

その上で目をよく労わること。しっかり休めて、目に良いとされる栄養を摂り、それでも白内障の予防になる保障はありませんが、目にとって良いことであることは間違いありません。

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