ルテイン

ルテイン | 目の健康成分

日頃の生活で、パソコンやスマートフォンといった機器を使用する機会が増えてきました。このような機器を使うことで、有害な光を浴びることになり、目には疲労が溜まってきてしまいます。

この疲労に打って付けの成分が「ルテイン」です。緑黄色野菜などに含まれる色素で、有害な光から目を保護するほか、加齢による目の病気に対する効果も期待されています。

ルテインはカロテノイドと呼ばれる天然色素の一種で、黄色の色素です。ほうれん草、ブロッコリー、キャベツなどの緑黄色野菜や豆類、マリーゴールドなどの花、アオサなどの藻類、卵黄に含まれています。

また、ルテインは人の体にも存在し、主に眼底の網膜の中心部や水晶体、皮膚、乳房、大腸に存在しています。これらの部位の中でも網膜の黄斑部に多く存在しています。網膜とこの黄斑部は、視機能に重要な役割を果たしています。

色彩に敏感な錐体細胞という細胞が高密度に存在している黄斑部は、視力や色覚など視覚の多くを担う部位です。ルテインは高エネルギーの光を吸収し、高エネルギーの光から発生する活性酵素を除去してくれます。つまり、網膜の変性を防いで、目の健康を維持する効果があると考えられてます。

その他、ルテインの代表的な効果としては、加齢黄斑変性症と呼ばれる、加齢とともに黄斑部の働きに異常が起こって、視力が低下する病気を予防する効果があります。イギリスやオランダの施設で1日10mgのルテインエステルを1年間摂取させたところ、視力低下が抑制されたとう報告があります。

さらに黄斑変性症の初期症状でもある飛蚊症(ひぶんしょう)にも効果的であるとされています。次に白内障を予防する効果があります。白内障は目の水晶体が加齢とともに白く濁って視力が低下する病気のことを指します。

ルテインは眼球に入ってくる有害な光を吸収するので、白内障の発症リスクを低減させる効果があるとされています。なお、ルテインを豊富に含む緑黄色野菜を多く食べていると白内障の発症リスクが抑えられることも明らかとなっています。そして、コントラスト感度を改善する効果もあります。

コントラスト感度とは、はっきりした輪郭を持たず、しかも濃淡のはっきりしない模様を識別できる能力を評価したものです。このコントラスト感度は45歳を過ぎると急激に低下していくことがわかっています。

中国人の健康なドライバーを対象とした試験で、1日20mgのルテインを1年間摂取させたところ、薄明かりのあるところや明るいところでのコントラスト感度の上昇と、まぶしさによる見えにくさの改善が認められました。また、ルテインの副作用についてはこれまで報告がされていないとのことです。

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