老眼

老眼 | 視力に影響

老眼はもちろん目の病気と言うにはふさわしくありませんが、視力に影響が起きること、誰でもいずれは経験することなどを考えると、目に関わる病気の情報の中でもよく知っておいた方が良いものの一つなのではないでしょうか。

老眼はいつ始まるのか、防ぐ方法はないのか、老眼になったと思ったらどうすれば良いのか。たいていは医師に診断されるようなものでもなく、なんのきっかけもなく、痛みもなく、いつの間にか以前と見え方が変わっていることに気付く。いつの間にか両親や祖父母が言っていた「見えない」の意味が分かるようになる。それが老眼だと思います。

ところが現代は特に目の酷使を強要される時代です。PCやスマホの画面も、ブルーライトのカット機能など、目に負担をかけないような工夫はされていますが、それでも長時間見つめ続けることでかかる負担はひと昔前とは大きく違うでしょう。

もしかすると、これまでの老眼と今の20代が後に経験することになる老眼は違うかもしれません。実際、現代では「若年性老眼」や「スマホ老眼」という言葉も聞くようになりました。老眼と年齢は関係ないという風潮になってきています。いずれ老眼という言葉は無くなってしまうかもしれません。

老眼の中心的症状は、遠くのものは見えるが近くのものが見づらい、近くのものにピントを合わせるのが難しくなるという現象です。手元にピントを合わせるのが難しいので、手に持っているものを前後に動かすようになる。そのような動作を見ると、傍から見ても老眼だということが分かります。ピント調節機能の低下が老眼の核だとすると、それが若い歳で起こればやはり状況的には老眼だということになります。

一般的な老眼は加齢に伴って自然にピントを調節する機能が衰えますが、若年性老眼と呼ばれる症状を持つ若い人たちは目の酷使しながら目を使わないという不思議な目の使い方のせいで、目のピント調節機能に影響を来していると言えます。

目を酷使しているのに目を使わないというのは、あまり目を大きく動かす必要なく、全て手元の小さくて刺激的な光線を発するスマートホンから膨大な情報にアクセスできるという状況が作り出したものではないでしょうか。

少し意識してもらえれば分かりますが、スマートホンの画面を眺めるとき、私たちの目の動くはとても小さく、多くが単調な動きです。上下左右、そして手前・奥という目の動きがありませんから、目の筋力が低下します。

目の酷使だけであれば、例えば読書家などでも同じ条件だと言えそうですから、どの時代にも若年性老眼を患う方がいたかもしれません。しかし、やはりスマートホンの画面が刺激的であるという点や画面が動いてくれるので目を動かす必要がないという点がポイントです。

目を動かす必要がない上、明るいところではもちろん暗闇の中でもなんの不便もなく見つめられる画面になっていますから、明るいところでしか読めないアナログな情報とは自ずとダメージに差が出てきます。

スマートホンを出来るだけ見ないようにするというのも難しいでしょうが、液晶画面を見つめ続けるのは大きなダメージとなることや、目も筋肉で動くため時には意識的に動かすようにした方が良いことを心がけて、PCやスマホとは付き合っていきたいものです。

当然、本来なら老眼と言われても仕方のない年齢層の方たちにも同じことが言えます。目を酷使し且つ筋肉を動かさない生活を続けていると老眼となるまでが早いだけでなく、それからの視力低下が激しくなってしまうかもしれません。

たかが老眼であり誰もが通る道ではあるかもしれませんが、現代だからこそ身近にある目の危険には注意を払っておきたいところです。

目の健康成分

眼のおはなし